ボルトというと一般的には六角ボルトをさすことが多いです。 頭の形状や、ねじの溝の向きや、太さの違いによって、いろいろな種類に分類されます。
通常は、ホームセンターなどで入手できますが、特殊なものはねじ専門店に行くか、メーカーに規格を伝えて制作を依頼しなくてはなりません。
ボルトはナットとセットで使う以外に、部材に穴を開けてタップでネジを切って締め付けたり、アンカーを使用して固定したりします。
雄ネジと雌ネジをセットで使用するため、ネジ径・ネジピッチは規格化されています。
大別するとメートル規格とインチ規格があります。 日本ではメートル規格が一般的ですが、インチ規格も多く使われています。 特に機械・車などは、インチ規格の方が多く使われているかもしれません。
もし、ボルトを無くしてしまったら、同じものを探すのは結構たいへんです。
同じように見えても、微妙な違いまでは見分られません。 ホームセンターの規格サンプルで試すか、ノギスとピッチゲージでチェックしないと、そのボルトのサイズはわかりません。
規格・サイズが合えば力を入れなくても締めることが出来ます。 合わないのに無理矢理締めようとするとネジ頭だけでなく、ネジそのものを壊すことになるので注意しましょう。
ボルトの種類
- 六角ボルト
- アブセットボルト
- キャップボルト
- 丸頭ボルト
六角ボルト
ネジ頭が六角型の代表的なボルトです。
見た目はかなり機械的な印象です。 比較的締め付け強度を必要とするときに使用されます。
アプセットボルト
ネジ頭は六角型で六角ボルトと同じですが、頭頂に”+”が切られています。
六角レンチだけでなくプラスドライバーでも締めることができます。
六角ボルトより見た目が優しくみえます。
キャップボルト(六角穴付)
ネジ頭に六角の穴が空いているネジです。
六角レンチで締めるのでネジ山が潰れにくくなっています。
丸頭ボルト(六角穴付)
キャップボルトと同じように六角レンチで締めますが、頭形状が薄いので邪魔になりにくいネジです。
皿頭ボルト(六角穴付)
丸頭ボルトと同じく六角レンチで締めますが、頭形状が皿ネジと同じで埋没するようになっています。
蝶ボルト
手で締められるように蝶型の頭をしたボルトです。
イモネジ(頭部分なし)
頭の部分の無い棒状のネジです。ホーローセットとも呼びます。
ネジ部分に六角の穴が空いていて六角レンチで締めます。
寸切りボルト
頭部分のない、イモネジと同じようなネジですが、イモネジより長いのが特徴です。
アンカーボルト
ボルトを固定するために、コンクリートに穴を空けて埋め込んで使用するボルトです。
アイボルト
U字ボルト
ハンガーボルト
羽子板ボルト
高力ボルト
ボルトの規格
ネジ頭が六角型のボルトで、メートル規格とインチ規格があり、インチ規格にはウィット規格とユニファイ規格があります。
それぞれの規格に互換性はありません。
・木材に打ち込んだり、壁に打ち込んだり、鉄板に打ち込んだりして使用します。
ボルト・ナットはセットで使うねじです。
ものを締めて固定したり、引っかけたり、アンカーとしてしようします。
六角ボルト
頭が六角型のボルトです。雄ネジなので雌ネジとセットで使用します。
雌ネジとは、ナットなどの内側にねじが切ってあるもののことです。 ナットの他には、金属の穴にねじが切ってあったりします。