「ねじ」の一覧

「ねじ」とは、棒状のもの(金属や樹脂)にらせん状の溝が切ってあるものの総称で、板や棒などさまざまなものを固定するときに使用します。

「ねじ」にはいろいろな種類があります。

目的に応じて、ボルト・ナットのように雄ネジと雌ネジのセットで使用するもの、木ねじのように木材に溝を切りながら使用するもの、サビに強いもの、電気を通すものや通さないものなど多種多様です。

また、材質や塗装よる違いもあります。

規格化されているネジもありますが、各メーカーが独自に作っているネジもあるので、数え切れないほどの種類があります。

ボルト

六角ボルトに代表されるねじで、雌ネジ(ナットなど)と対で使用します。
ねじ頭形状の違いによりいろいろな種類があります。

詳しくはコチラ

 

小ねじ(ビス)

ねじ頭が鍋、トラス、皿の形状をした小さなねじです。
小さなねじをビスと呼びます。
雌ネジ(ナットなど)と対で使用します。

 

アプセットボルト

キャップ

 

タッピング

木材や薄い鉄板用のネジです。

用途はたくさんあるので、あるととても便利なネジです。
ホームセンターで手軽に手に入れることが出来ます。

ネジ径:3mm~6mm程度
長さ:10mm~100mm程度(径により異なる)
ねじ頭:サラ、ナベ、トラス、六角など

 

木ねじ

木材用のネジです。
2mm程度から5mm程度が一般的で、それぞれに長さの設定があります。
ネジ頭は、サラが多いようですが、ワッシャードのように広い頭のものもあります。
ネジの刃はタッピングよりピッチが広く大きめで、しっかりと木材を噛むようにできてます。

ねじ先端に切れ目の入っている「木割れ防止」ビスや、サラ頭裏に木を削る突起の着いた「フレキ」など、木ねじは多種多様です。
以下に紹介するコンパネビスやコーススレッドも木ねじの一種です。

コンパネビス

コンパネビスとは、その名のとおりコンパネ用として作られたビスです。
ネジ頭の裏側に材表面を削るための「フレキ」加工がしてあるため、しっかりと打ち込むことが出来るビスです(サラ頭が浮きにくい)。
コンパネや合板類を打つときは、コンパネビスを使用することお勧めします。

コーススレッド

コンパネビスと見た目は似ていますが、ネジ頭にフレキはありませんが、SPF材(2x4など)の加工に多用されるネジです。
ホームセンターで大きな箱で売っていますので、揃えておきたいビスですね。

スリムビス

コーススレッドのネジ径が細いタイプです。 コーススレッドはしっかり木材を打つことができますが、材が薄かったり細かったり端に打つと割れることもあります。 下穴を開ければよいのですが結構面倒です。 こんなときは、ネジ径の細いスリムビスが有効です。
ネジ径種類はほとんどありませんが、長さは20mm程度から100mm程度まであります。

ドリルビス

タッピングビスの刃先がドリル形状をしているもので、数mm程度の鉄板であれば、下穴なしで抜くことができます。
ピアスビスという名称(商品名)でホームセンターに並んでいますが、それほど多くの種類ははありません。 ネジ径は4mm程度のものが多く、長さも短めが多いようです。 あくまで鉄板用ですのでご注意を。

パソコン用ネジ・メガネ用ネジ

パソコン用ネジは、メートルネジとインチネジが混在しています。 例えば基板をPCケースに固定するときのネジ、5インチベイにBRドライブを固定するときのネジ、PCケース裏側の拡張ボードを固定するネジなど、いろんなネジを使用しますが、なぜか規格が統一されていません。 ホームセンターにはない場合もありますので、秋葉原かネットで購入するのがいいでしょう。 ちなみにドライバーサイズ、プラスドライバー+2が多いようです。

メガネネジは、ホームセンターで売っています。
メガネにネジ規格の説明がないので心配でしたが、使ってみたら問題なく合いました。
でも、メガネ修理は販売店でしてくれるようなので、ネジを購入するまでもないかもしれません。

蝶ボルト・ナット

頭の部分が、手で回せるようになっているボルトとナットです。
ネジ径は4mm程度からありますが、それほど多くはありません。
でも、手で締めたり緩めたりできるのは、このボルトだけです。

イモネジ・ホーローセット

頭がなくてネジ部分だけのネジです。
形状からイモとかイモムシに見えることから名前が付いたようです。
一般的には使用しませんが、機械などで使用されるので覚えておくといいでしょう。